嫌な夢

こんな夢をみた。登場人物は3人。

シーマ = 黄色い人が住む島国
フー   = 世界を仕切る保健所
ドラッグ = 強欲な薬屋

フー 「今回の新コロだけど、世界的なパンデミックに認定したんで、よろしくね。」

シーマ 「あんまり人が死んでないウチもですか?」

フー 「あったり前じゃ。感染状況にかかわらず、世界のみんなが同じ方向を向いてるんで、シーマの国だけ別というわけにはいかんじゃろ。おたくの国ももちろんパンデミックじゃ。」

シーマ 「ではまず、どうすればいいんですか?」

フー 「まず、ペスト並みの危険感染症に位置付けること。おたくの国だと2類相当にな。もし、新コロの毒性が弱まっても、勝手にインフル並の5類に落としてはいかんぞ。決めるのは、おたくではなく、ワシじゃ。勝手な行動は許さんぞ。」

シーマ 「もちろんわかってますよ。世界の仲間はずれになりたくはありませんので、従いますよ。ワクチンも回してくださいますか?」

フー 「そっちの方は、直接、薬屋さんとやっとくれ。こちらは関与しないから。何があっても知らんから。」

シーマ 「薬屋さん、質のいいワクチンを買わせてもらえないかな?」

ドラッグ 「もちろんですよ。いいのをお持ちしますよ。やっぱり、感染症にはワクチンです。政府の人気も上がりますよ。」

シーマ 「ああこれで安心です。早くワクチン来ないかなー。すぐにでも契約しましょう。多少高くてもかまいませんから。」

ドラッグ 「はい、わかりました。ただ、供給するには条件があります。その条件をクリアしてもらわないと、供給できません。」

シーマ 「大概の条件はのみますよ。条件を聞かせてください。」

ドラッグ 「まず第一に、このワクチンはあくまで治験中だということを理解してください。だから、思わぬ副作用が発生したり、時には接種者が、死に至ることもあるかもしれません。しかし、その場合でも、ワクチンと死の因果関係は不明としてください。それが一つ目の条件です。因果関係有りだと、訴訟問題が起きますし、ウチの商売もやりにくくなるので。
二つ目は、おたくの国民の全データを提供することです。子どもから老人までのデータが欲しい。データは、次のワクチンの開発に役立ちます。人類の発展のためには必要なことなのです。
その他にも、条件はいろいろあるんですが、重要なのは、この二つです。
どうです、この条件、のめますか?」

シーマ 「もちろんです。その条件、のませていただきます。」

ドラッグ 「では契約を進めさせていただきます。ワクチン接種をやりやすくする方法については、ノウハウをお教えしますよ。恐怖の煽り方とか、マスコミの利用の仕方とか。具体的にご教授いまします。」

シーマ 「ありがとうございます。最後に、もし仮に、契約に違反したときのペナルティについて教えてください。」

ドラッグ 「ペナルティは、針千本です。」

シーマ 「針千本?」

ドラッグ 「日本では言われてるでしょう。指切りげんまん、針千本飲ますって。
約束を破ると、大変なことが起きますよ、戦争に近いようなことが。
原爆クラスの何か、とだけ言っておきましょう。
大丈夫、毒を食らわば皿まで、ですよ。
民衆は愚かなので、簡単に騙せます。」

ここで目が覚めた。
何だかリアルな夢だった。f:id:konoyono-hate:20220126232114j:image